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くたばるなら、大事なもんの傍らで剣振り回してくたばりやがれ!! (by銀さん)
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初めてのミュージカル鑑賞に行ってきました!
「そういえばなんか首都圏公演終わるっぽいこと言ってた気がするな」っていう、
ただそれだけで『キャッツ』を選びました。ごめんなさい。
最初は『オペラ座の怪人』にしようと思ったんですけど、なんか…やめた。
なんか、ラブストーリーらしかったから。

以下続きで感想。

拍手


とりあえず、入ってすぐに「…すっげぇ」って言ってた。
会場(シアター?)全体がもう「世界」になってたから。
もう細かい細かい。大量の巨大なガラクタ。
キーボードとか、おもちゃとか、ソファとか。アルバムとか雑誌とかめくれる。読める。
しかも、開演前は舞台が反転してて、部隊の裏側が表に出てて見えててガン見してきた。
でけぇし。質感とかすげぇし。いいテクスチャー貼ってるねぇ(ぁ


13時開演。

暗転の中で舞台が回転してたはずなんだけど見えるわけもない。

何故なら、私の席は最後列だったから。
いや、突然思い立ったからね、観に行こうって。だから仕方ないのね。
最初としては一番後ろでよかったと思う。あれS席とかだとたぶん舞台しか見えない。
でも役者さんの表情とかよくわからないから、次はもっと前で見たいな。

曲が始まる、なぜか30秒で泣きかける。歌とダンスが始まる、本格的に泣きかける。
ひたすら「すげぇ」としか考えられなかった。
ダンスのシンクロ率が半端じゃない。「これ人間がやってんの?」って本気で思った。

そして「あぁ、CGがリアルを超えることはないんだな」とも感じた。
超えられるわけがないよ。モーキャプだのなんだの使おうと。
小さなバグすら全く発生しないシステムを作り上げるのと同じくらい難しい。
無理無理。


3曲目に入ると、客席にキャストさんたちが散らばってのセリフ。
このシンクロ率もハンパ無く高い。
ちょっとズレて聞こえるのは距離の問題で、だからむしろ正しい。
前述のとおり最後列に座ってたので、間近で見られるとは思ってなかったので嬉しかった。


「あ、これストーリー無いんだな」って気付いたのは5曲目に入ってからぐらい。
この歌、前の歌とまったく繋がりがない。あ、それでいいのか。なるほどね。
そこから、ストーリーを追おうとするのをやめました。ただダンスと歌を楽しめばいいんだな、と。

で、その時舞台にいたのがラム・タム・タガーだったんですけど、
なんていうんですかね、彼の曲が終わってから彼がカッコよく見え始めましたのね。
彼、恐ろしいほどの天邪鬼なキャラクターでね、後々のダンスで彼だけちょっと振付が違ったりしてて、
ていうかあの、舞台の後ろのほうで普通に立ってるシルエットがカッコよくてですね、
その後からはほとんど彼しか見てなかったぐらいですね。はい。


ひとりひとりのキャラが濃い。濃すぎる。

とりあえずあれだ、スキンブルシャンクスとは仲良くなれると思うの。
鉄道猫ってお前マジかちょっとお近づきになろうよ、って感じです。
曲がどこかゴダイゴの『銀河鉄道999』に似てる感じがした。
その夜行列車に私も乗せてくれないか!

あと好きだったのはミストフェリーズですかね。
マジシャン猫。面白い、ぽんぽんぽんって起こるマジックに驚く周りの猫を含めて。
ラストシーンの演出いいですね。完全にシンクロしたライティングにも感服したわけですが。

おばさん、ジェニエニドッツも好きです。
ネズミとゴキ教育に精を出してるってどういうこと(笑
ていうかあんなにカッコいいゴキがこの世に存在するのかよ。
タップダンスすっげカッコよかったです、もちろんおばさんも!

シルエットは圧倒的にラム・タム・タガーが好きです。キャラも嫌いじゃないです。
寒いときは裸で?暑いときはたき火をたくんだっけ?死ぬぞお前ww
いやぁ、でもモテるんですね。天邪鬼ってモテるんですね。なんでですかね。

っていうか、もうなんか全員好きになったんですよね。
かっこいいんだもの。みんなかっこいいんだもの。
盗賊コンビとか、悪の化身とか、落ちぶれ美人とか、役者猫とか、政治猫とか、
もうみんな人間味に溢れすぎてて。

ラストの曲で「つまりそういうことだ」って。
ちょっとこれから猫に対する接し方変わるかもしれん。…ちょっとオオゲサか……


最後、端の席だったのが幸いしてキャストさんと握手できました。
あの、たぶんコリコパット役のどなたかです。
役者さんの名前見てくるの忘れたことに、帰りの電車で気付いた。


役名とか全然覚えられなかったですよ。長いし複雑だし。
ここに書いてあるのは全部プログラム見て書いてますからね。
名前の由来とかも解説されてて、ははーんなるほどね、って思いながら読んでます。
登場人物の名前を勢いで付けちゃいけないってことですねゴメンナサイ。

「何も見なくても観客が内容を理解できる」っていうのが上手いことできてるんだな、って思いました。
そう、それこそ私みたいなミュージカル初心者でも。
Aボタンが決定、Bボタンがキャンセルっていうゲームのセオリーを知らない人へ
ゲームの操作を説明するってなると、一気にめんどくささが跳ね上がるのに。
今冷静に考えると、序盤のマンカストラップのセリフ
「いろんな猫の生き様をご覧に入れよう!」(うろ覚え)でちゃんと悟るべきだった。
ストーリーに明確な軸が無いことを。歌がつながっていないことを。
重要なのは「今夜、天上に上るたった1匹の猫が決まる」というこの一説だけ。
この設定だけを頭に入れて、あとは言われた通り、猫たちの生き様を楽しめばいい。

あ、でも2曲だけ、アスパラガスとグロールタイガーのうただけはつながってたんだ。
グロールタイガーが劇中劇だから。でもそこへの持っていきかたがまたいい。
「ひとつ、私の昔の当たり役をご覧に入れようか?」
そこで、観客が拍手をする。これが演出になってる。劇の一部になってる。
観客がいないと完成しないシーン。これがミュージカルか、って。


うあー、また観たいな!今度はもうちょっといい席で!
見れば見るほど楽しめる作品なんだろうな。もう1回は観ておきたいな…。



追記 2012/8/24――――――――――――

2012年8月18日(土) 13時開演
出演者さん一覧  敬称略

グリザベラ : 鈴木ほのか
ジェリーロラム=グリドルボーン : 朴 慶弥
ジェニエニドッツ : 鈴木釉佳之
ランペルティーザ : 山中由貴
ディミータ : 坂田加奈子
ボンバルリーナ : 相原 萌
シラバブ : 和田侑子
タントミール : 高倉恵美
ジェミマ : 齋藤 舞
ヴィクトリア : 馬場美根子
カッサンドラ : 間尾 茜
オールドデュトロノミー : 青井緑平
アスパラガス=グロールタイガー/バストファージョーンズ : 飯田洋輔
マンカストラップ : 萩原隆匡
ラム・タム・タガー : 田邊真也
ミストフェリーズ : 松島勇気
マンゴジェリー : 田中宣宗
スキンブルシャンクス : 劉 昌明
コリコパット : 新庄真一
ランパスキャット : 永野亮比己
カーバケッティ : 齊藤太一
ギルバート : 安江洋介
マキャヴィティ : 安芸雅史
タンブルブルータス : 岩崎晋也

―――――――――――――――追記終わり
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